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Tangie 和名 タンギー
地域 オークニー諸島
解説1 海のケルピー。海藻(タング)が体をおおっているので、この名前で呼ばれる。
老人として現れることも、馬の姿で現れることもある。
解説2 オークニー諸島の水に住む [ ケルピー ] 。
この名称は、全身が海草に覆われているので、タング(海草)という言葉から由来している。
[ アハ・イシュケ ] と同じく、ときには人間となり、ときには馬となって現れる。
Tankerabogus
Tantarabogus
Tanterabogus
和名 タンケラボーガス/タンタラボーガス/タンタラボガズ
地域 デヴォン/サマセット
解説 悪い子供のあとをつけ捕まえにくる [ ボギー ] 。
[ A Dictionary of fairies では Tankerabogus となっている ] 。
Tarans 和名 タラン
地域 スコットランド北西部
解説 洗礼を受けずに死んだ子供の霊。
Tatterfoal 和名 タターフォウル
地域 リンカンシャー
解説 馬の姿で現れるゴブリン。
Terrytop 和名 テリートップ
地域 コーンウォール
解説 トム・ティット・トットのコーンウォール版。
旅回り講談師の語る「ダッフィーとテリートップ」のなかの悪魔。
Thrummy-Cap 和名 スラミー・キャップ
地域 北部地方
解説 古い家の地下室に現れる精霊。
織り手が残したくず糸、織り端(スラム)でできた帽子を作ってかぶっていたので、この名前がついた。
Thrumpin 和名 スラムピン/スランピン
地域 国境地方
解説 家族に付く魔物で、国境地方の人々の信じるところでは、どんな人にもついていて、その人の命を奪う事が出来るという。
Tib 和名 ティブ
地域 イングランド
解説 「ロビン・グッド・フェローの一生」に出てくる女の妖精。
Tiddy Ones 和名 ティディ・ワン
地域 リンカンシャー
解説 沼沢地方の妖精の名前。
なかでも代表的なティディ・ムンは、沼沢の氾濫を支配した。
Titania 和名 ティターニア
地域 ---
解説 シェイクスピアの「夏の夜の夢」の妖精の女王。
月の女神ダイアナの添え名でもある。
その背後に民間伝承があるかどうかは確かではないが、大英博物館の魔術に関する資料 (Sloane MS 1727)には、ティタンへの言及があり、フロレラとマブとともに「大地の宝」 と呼ばれている。
Tod Lowrey 和名 トッド・ローリィ
地域 ---
解説 スコットランドにおける狐の呼び名だが、リンカンシャーでは [ ホブゴブリン ] の一種をさすのに 用いられる。
Tom Dockin 和名 トム・ドッキン
地域 ヨークシャー
解説 鉄の歯をもつボギー。悪い子どもを貪り食う。
Tom Poker 和名 トム・ポーカー
地域 東アングリア地方
解説 暗い納戸や戸棚、階段の下の隙間や、屋根裏部屋に住む [ ボギー ] 。
Tom Tit Tot 和名 トム・ティット・トット
地域 サフォーク
解説1 グリム童話のルンペルシュティルツヒェンのイギリス版。
トム・ティット・タット、タット・ガットなどは、リンカンシャーでは ホブゴブリンの名前である。
解説2 [ ラムペルスティルツキン ] のイングランド版。
身体が黒く、長い尾をしたものと言われ、時には [ イムペット ] として描き出される。
[ トム・ティット ] や [ タット ] 、あるいは [ タット・ガット ] というのは、 リンカンシャーにおける [ ホブゴブリン ] の呼び名である。
Trows 和名 トロウ
地域 シェットランド/オークニー諸島/スカンディナヴィア系の血統が見られるあらゆる地方
解説1 丘に住む妖精。妖精の一般的な特徴のほかに、特殊な性格を持つ。
日の出時に地上にいると、日没まで地下の住みかに帰ることができないのは、 スカンディナヴィアのトロルの特徴を受け継いだものと思われる。
解説2 「スコットランドの妖精譚と民話」に収められた「トムとウィリー」という話で、 トゥロウの外見と習性はいくらか分かる。
[ 灰色の人々 ( グレイ・ピープル ) ] と呼ばれて身体が小さく、女王をいただき、金や銀の皿に盛られた美味しい料理を、 みやみやたらと平らげる。
トロウ達は蒲の穂にまたがって飛ぶ。
[ 群をなす妖精 ] の例にもれず、子供やお産をする母親達をさらっていく。
そしてまた、牛乳や家畜を盗む大泥棒でもある。
効き目の確実な治療薬をたくさん持っていて、気に入った人間にしばしば与える。
オークニーの民間伝承には、「光にとらわれたトロウ」というよくできた話がある。
Trwtyn-Tratyn 和名 トゥルッティン・トゥラッティン
地域 ウェールズ
解説 [ トム・ティット・トット ] のウェールズ版。
Tuatha De Danann 和名 トゥーサ・デ・ダナーン
地域 アイルランド
解説 ダヌー(ダーナ)女神の一族。ダナーン神族ともいう。
矮小化して妖精になったが、ときに以前の英雄的な姿で現れるという。
Tylwyth Teg
Fair Family
和名 ティルエス・テグ/タルウィス・ティグ/黄金の一族(フェア・ファミリー)
地域 ウェールズ
解説1 美しい一族の意。
ウェールズの好意的な妖精の一般的な呼び名。通常の妖精の特徴をすべて持っている。
解説2 タルウィス・ティグの明確な像を描き出すのは難しい。
この名称は、非常に多く用いられており、しかも異なった妖精を指す。
ときには人間並みか、人間以上の大きさをし、主に白い衣服を着た者として描かれている。
目に見えない島に住んでおり、馬に乗って狩りをしてまわり、清潔好きな者にはよい報いとして お金を与える。
「妖精の輪 ( フェアリー・リング ) 」の中で踊るが、この踊りに加わった人間の姿は見えなくなってしまい、 もし一番鶏が鳴く前に救い出されなければ、永遠に連れ去られたままになってしまう。
他の連中は緑と黄色の、光を放つ服を着ており、身体は小さく、特に牛乳と人間の子供を狙う盗人である。
多くの妖精と違って、タルウィス・ティグは金髪であり、金髪の人間だけにその姿を見せる。
普通の [ ブラウニー ] と似た話が、この妖精についても語られている。
山羊と大の仲良しで、日曜日のたびにその髭に櫛を入れる。

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