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Radiant Boy 和名 きらきら坊や
地域 ---
解説 妖精というより幽霊かもしれない。
Raw-Head-and-Bloody-Bones
Tommy Rawhead
和名 ローウヘッド・アンド・ブラディ・ボーン/赤むけ頭に血まみれの骨/髑髏(されこうべ)と恐ろしい骨/赤むけ頭のトミー
地域 ヨークシャー/ランカシャー/リンカンシャー
解説1 広く知られている「しつけ」に使われたお化け。
子どもを泥炭採掘の穴に引きずりこんだり、暗い戸棚にひそんでいる。
解説2 子供を池や古い泥の穴に引きずり込む、悪意のある沼の精。
時に [ トミー・ロウヘッド ] [ 髑髏のトミー ] と呼ばれる事がある。
Redcap
Redcomb
和名 レッドキャップ/赤帽子/レッドコーム
地域 国境地方
解説1 残忍なゴブリンで、古い要塞の塔に出没した。
解説2 悪意のある妖精で、古い番兵詰所の塔や、その他残虐な事が行われた所に出没する。
うずくまった男の様な格好をしており、手は爪が長く伸びて、見るからに凄まじく、血に染まった赤い帽子を被っている。
この帽子が出没する廃墟の城で眠るのは危険である。
というのは、その帽子を出来ればもう一度、人間の血に浸したいといつも思っているからである。
聖書の言葉を唱えるか、あるいは柄(つか)の十字になった剣を見せるかすれば、これを追い払う事ができる。
他の地方では、これはそれほど険悪なものでは無い。
例えば、パースシャーのグランドタリー城に出没するレッドキャップがいるが、 これは不吉というよりも、むしろ縁起の良いものである。
Redshanks 和名 レッドシャンク
地域 サマセット
解説 ドルベリーにある古代の要塞の廃虚に埋められた財宝の主といわれる妖精。
古代デーン人の幽霊という説もある。小さなパイプでたばこを吸ったといわれる。
Danes(デーン人)を参照。
Roane
Ron
和名 ローン/ロン
地域 高地地方
解説1 アザラシ、または海の妖精。
陸地にあがる時はアザラシの皮をぬぐが、それがなくては、水をくぐることができない。
海の妖精の中で、もっとも優しい性格である。
解説2 この男人魚(マーマン)は、海の中をアザラシの姿をして行き来する点が、他と違った特色である。
海の洞穴の底に行くとまた空気があり、そこや陸地にいる時は、水の中にいる時に必要なアザラシの皮を脱ぐ。
ローンは「漁師と男人魚」や「アザラシ漁師の冒険」などの話が示す通り、とりわけ性質は温厚で深い家族愛を持っており、 ものごとに根に持つ事が少ない妖精である。
シェトランド島の人々は、ローンの事を [ シー・トロウ ] と呼んでいるが、両者の性格は本質的には同じである。
Robin Goodfellow 和名 ロビン・グッドフェロー
地域 イングランド
解説1 あらゆるホブゴブリンのなかでもっとも知られている。
エリザベス朝時代の文学によく言及されている。
解説2 これは [ パック ] に対するエリザベス朝時代の名称のひとつであるが、長い間存在していたものか、 あるいは1584年頃出版された「ロビン・グッドフェロウの陽気な悪戯」の無名の著者によって創造されたものなのか、 今では決めがたい。
この本では、ロビン・グッドフェロウは、人間と妖精との結婚によって生まれた子供だと言われ、妖精が通常する事を何でもする とされている。
馬に姿を変え、自分に乗っている者を水の中に落とし、農家の使用人のために働くが、着物を一揃い贈られると現れなくなるし、 [ ウィリー・ウィスプ ] の様に旅人を道に迷わせる。
レジナルド・スコットも全く同様の説明をしており、それはまたバートンも同じである。
Robin Round-cap 和名 ロビン・ラウンドキャップ/丸帽子のロビン
地域 ---
解説 東ヨークシャーの [ ブラウニー ] の一種。

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