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Dagda | 和名 | ダグダ |
地域 | アイルランド | |
解説 | トゥーサ・デ・ダナーンの王。アイルランドの妖精の最高位を占める。 | |
Dando and his Dogs | 和名 | ダンドーと猟犬の群れ |
地域 | コーンウォール | |
解説 | ワイルド・ハント。妖犬を従えた悪魔と死者の狩り。 | |
Danes | 和名 | デーン人 |
地域 | サマセット | |
解説 | 妖精の呼び名。レスタシャーにあるデーン丘も、おそらく同じ語源からきている。 | |
Daoine Sidhe Dana o'Shee |
和名 | ディーネ・シー/ダーナ・オシー |
地域 | アイルランド | |
解説1 | 妖精。 堕天使であるという説もあり、アイルランドの古代の神々、 トゥーサ・デ・ダナーンの生き残りが小さくなったものとう説もある。 |
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解説2 | これはアイルランドの [英雄妖精/ヒロイック・フェアリー] で、高地地方の [スリース・マ] と非常に
よく似ている。 5月1日の前夜(ベルテナ)と11月1日の前夜(サウィン)は、この妖精の盛大な祝祭の夜である。 ベルテナの夜には大いに飲み騒ぎ(その夜は妖精の国から人間世界への入り口が開かれる) しばしば美しい人間の女を、花嫁にするためにさらってゆく。 サウィンの夜には、妖精達は幽霊達と一緒に踊る。 妖精の丘(フェアリー・ヒル)の中に住み、牛乳の捧げものを受けるが、その他色々な面で、一般の妖精の性質を備えている。 ダーナ・オシーは、地獄に堕ちる程悪くなく、善いところを十分に持った堕天使だと言われたり、英雄的なダーナ族の生き残りだとも 言われている。 |
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Dathera Dad | 和名 | ダセラ・ダッド |
地域 | --- | |
解説 | プディングのなかの妖精の子どもの名。 | |
Derrick Derricks |
和名 | デリック |
地域 | デヴァン/ハンプシャー | |
解説1 | 妖精の一種。 デヴァンでは意地が悪いとされるが、ハンプシャーでは親切な妖精と考えられている。 |
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解説2 | ひねくれものの、小人の妖精。 | |
The Devil's Dandy Dogs | 和名 | 悪魔と猟犬の群れ/デヴィルズ・ダンディ・ドッグ/悪魔の妖犬 |
地域 | コーンウォール | |
解説1 | 悪魔が引き連れる、火を吐く妖犬の群れ。夜中に人けの無い荒野で狩りをする。 人間に出逢えば八つ裂きにするが、お祈りをする人には近付く事ができない。 |
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解説2 | 口から火を吐き、燃える様な目をした一群の黒い犬で、悪魔は嵐の夜にこれを連れて人気のない荒れ野(ムーア)を歩く。 この犬達は生きている人間をずたずたに引き裂くが、祈りの文句を唱えられる、その力によって近寄る事が出来なくなる。 |
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Dinny Mara | 和名 | ドゥーニー・マリ/ディニー・マーラ |
地域 | マン島 | |
解説1 | 海に住む男の妖精。 | |
解説2 | キャンブルが記述しているマンクスの [男人魚(シー・マン)]。 | |
Direach Fachan |
和名 | ジイリッハ/ファハン |
地域 | 高地地方 | |
解説 | 一本足、一つ目、手も一本しかない小さな悪魔。 | |
Dobby Master Dobbs Mr.Dobbs |
和名 | ドビー/ドブズだんな/ミスター・ドッブ |
地域 | ヨークシャー/サセックス | |
解説1 | ブラウニーのようなホブで、人夫のあいだに入って仕事を手伝う。 | |
解説2 | [ブラウニー] に似た [ホブゴブリン] で、働く人々に加わってその仕事の手伝いをする。 | |
Dobie | 和名 | ドービー/ドビイ |
地域 | ヨークシャー/国境地方 | |
解説1 | おどけた、おろかなブラウニ−。 宝物を守る様に頼まれることが多かったが、普通のブラウニ−のほうが判断力があって、より頼りにされた。 |
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解説2 | かなりおどけた、間抜けな [ブラウニー] 。 ときどきドビイは、隠した宝物の番人として人間に呼び出される。 人々は、もっとずるいが出し抜かれる恐れが少ない [ブラウニー] のほうが良いと思うのが常である。 ヨークシャーでは幽霊(ゴースト)のことをドビイと呼ぶ。 |
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Dooinney-Oie | 和名 | ドゥーニャ・オイ |
地域 | マン島 | |
解説 | 夜の男の意。嵐を知らせる夜の見張り番。 | |
Dracae | 和名 | ドラケイ/水の精(ウォーター・スピリット) |
地域 | --- | |
解説 | 木の皿に姿を変えて浮かびながら流れてゆき、女達を水に引き寄せる習性がある。 女が皿をつかむと本来の姿にかえり、自分の子供の乳母にするために水中に引きずり込む。 ティベリーのガーヴェイスは「ドラケイと魔法の塗り薬の話」を伝えているが、それは サマーセットの「妖精の産婆」の話と非常に似ている。 |
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Duergar | 和名 | デュアガー/デュルガー |
地域 | ノーサンバーランド | |
解説1 | 国境地方のゴブリンのなかで、もっと邪悪で危険なもの。 | |
解説2 | 国境辺りで知られている [ゴブリン] 族の妖精。 もっともたちが悪く、もっとも悪意を持った妖精である。 |
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Dullahans | 和名 | デュラハン |
地域 | アイルランド | |
解説 | 頭のない女の姿をした幽霊のような妖精で、クロフトン・クローカーの話の中では、 ラリー・ドッドの後を馬に乗って追いかける。 | |
Dun Cow of Mac Brandy's Thicket | 和名 | マック・ブランディーの雑木林の茶色の牝牛 |
地域 | 高地地方 | |
解説 | いたずら好きな妖精の牝牛。 | |
Dun Cow of Kirkham | 和名 | カーカムの茶色の牝牛 |
地域 | ランカシャー | |
解説 | 欲張りの魔女たちによって、乳が出なくなるまでしぼられた魔性の牝牛。 | |
Dunnie | 和名 | ダニ−/ドゥニー |
地域 | ノーサンバーランド | |
解説1 | いたずら好きなホブゴブリン。 たいていは馬の姿をしていて、乗った人をぬかるみの中に振り落とす。 |
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解説2 | [ボガード] の一種で、[ボギー・ビースト] の様に馬の姿になる事を特に好む。 召使いが産婆を呼びに、急いで馬を走らせねばならない時など、ドゥニーはよく馬の姿をとっては、 召使いを池や小川に落としたり脅かしたりして遅らせる事がある。 ドゥニーは、水とごつごつした岩場を好み、ヘイゼルリッグの切り立った岩などに足をぶらぶらさせながら腰をかけている。 隠された宝の秘密を持ったまま死んだある盗賊の幽霊で、その秘密のために成仏出来ないのだと言われている。 |
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Dunters Powries |
和名 | ダンター/パウリー/ポウリー |
地域 | スコットランド国境地方 | |
解説1 | 人の住んでいない古い塔型の要塞に住みつく妖精。 麻を打つような大きい音を立て続ける。 その音がさらに大きくなると、災いの前兆とされる。 |
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解説2 | この妖精は砦や荒れ果てた古い小さな塔に住む。 断えず、亜麻布を叩く様な大きな音をたてる。 この音が普段よりも大きくなれば、災難の前ぶれだと言われている。 |